上原、サヨナラ負けの雪辱胸に九回締め
「レッドソックス1-0ツインズ」(2日、ボストン)
レッドソックスの上原が九回を締めて11セーブ目を挙げ、チームの連敗を3で止めた。第一声に「ほっとしている」と、正直な気持ちを吐き出した。前回のレンジャーズ戦では1点リードを守れず、サヨナラ負け。「あの悔しさは忘れることはない」と雪辱を胸に抱いての登板だった。
ア・リーグ中地区で首位争いをするツインズ打線の2番からが相手。ハンターを遊ゴロ、好打者マウアーはスプリットで空振り三振に仕留めた。一発のある4番プルーフに対しては「2人の打者で一つのアウトを取ればいい」と長打だけを警戒し、低めに集めた。
四球を与えたものの、次のスズキを中飛。細心の注意を払って得点を許さず、首脳陣、そしてチームメートの信頼を取り戻す投球となったはずだ。