イチロー 主砲の長期離脱にショック
「マーリンズ3-2ドジャース」(27日、マイアミ)
本塁打と打点の2部門でメジャートップを走るマーリンズのスタントンが前夜の試合で左手を骨折。復帰まで4~6週間と診断された主砲に代わってイチローが右翼に入り、3戦ぶりに先発出場した。
序盤から1点を争う展開。地元ファンの声援を受けて打席に立ったが、サイ・ヤング賞3回受賞の左腕カーショーの前に沈黙。3度目の打席となった3-2の八回無死一塁の場面ではベンチのサインに応じて初球に送りバントを成功させた。
自身は見せ場をつくることはできなかったが、チームは逃げ切って連敗を5で止めた。勝利の瞬間、仲間たちと笑顔を見せたイチロー。しかし、試合後のクラブハウスでは、大黒柱の長期離脱について「性別が同じなだけで、それ以外は全部違う。代わりは誰もいない」と、ダメージの大きさを言葉にした。
この日で8戦13打席連続ノーヒット。今後もスタメン起用が予想される。まずは1本。借金14と低迷しているチームとともに巻き返しを図りたい。