「ジャイアンツ０－４パイレーツ」(２０日、ピッツバーグ)

　ジャイアンツの青木宣親外野手（３２）は故障者リストから復帰してパイレーツ戦に「６番・左翼」で臨み、３打数１安打だった。四球と盗塁もマークした。

　１２日以来となる復帰戦で安打を放ち、四球を選んで盗塁も決めた青木は「健康で野球ができることを、いつも以上にうれしく思った」とうなずいた。

　九回の４打席目だった。左の速球派ワトソンの９３マイル（約１５０キロ）を逆らわずに左前へはじき返し「一本出すことを目標にしていた。ヒットが出て良かった」と喜ぶ。８日ぶりの打席となった二回には内角に投じられた９３マイルを選んで歩いた。頭部死球の影響で故障者リスト入りしていただけに心配されたが、際どいコースを見極めた。

　６月２０日に投球を受けて右腓骨（ひこつ）を骨折し、約１カ月ぶりに復帰した直後は「ボールが相当速く見えた」と感覚を取り戻すのに苦労し、安打が出たのは３試合目だった。今回は上々の再スタートで「気持ち良くプレーできた」と言葉が弾んだ。