マー君4失点…2桁星はお預け
「ヤンキース3-7インディアンス」(21日、ニューヨーク)
マウンドを降りる際の険しい表情が、この日の投球内容を物語っていた。4戦連続でクオリティースタート(6イニング以上を自責点3以下)を記録しながらも、制球が安定せず、六回には手痛い被弾。6回0/3、4失点での降板にヤンキース・田中は「カウントを整えるのに苦労した。技術不足でしかない」とうなだれた。
五回の決勝点は、遊撃手ライアンの失策で献上。援護点も1点と運にも見放されたが「起こってしまったことは自分が受け入れていくしかない。相手投手がいいのは分かっていたし、ポンポン点を取られて味方の攻撃も苦しくした」と敗戦の責任を背負い込んだ。
2年連続2桁勝利は次回に持ち越し。田中は「気持ちを切り替えて、また次に向かっていきたい」と前を向いた。