マー君2被弾黒星「完全に失投」
「メッツ5-1ヤンキース」(18日、ニューヨーク)
ナ・リーグ東地区首位を独走するメッツ打線は、やはり隙がなかった。右翼席に消えていく2本の本塁打を、ヤンキース・田中将大投手はぼうぜんと見送るしかなかった。1点リードの二回に5番デューダに同点ソロを献上。1-1で迎えた六回2死では3番マーフィーに甘く入ったスライダーを捉えられ、これが決勝弾となった。
「2本とも完全に失投。自分の技術不足でしかない」
首位ブルージェイズに追いすがるべく、先発ローテを再編してまで託された2戦連続の中4日先発。自身の登板した試合で自力優勝の可能性が消えたが、悔やんでばかりはいられない。「(自分たちが)ずっと勝ち続ければおのずとひっくり返る試合数。だからもう、僕たちは勝っていくしかない」。
次回登板は3戦連続となる中4日で、23日のブ軍との首位攻防戦が濃厚。ブ軍とのゲーム差次第では回避する可能性もあるが、田中自身は「行けといわれればもちろんいく気持ちでいる。次はチームの勝利に導けるように投げたい」と強い口調で意気込みを示した。