岩隈が変幻自在の投球で7回0封9勝目
「ロイヤルズ2-11マリナーズ」(22日、カンザスシティー)
マリナーズの岩隈が変幻自在の投球で、両リーグを通じてチーム打率トップのロイヤルズ打線を手玉に取った。序盤から大差がついて緊張感を保つのが難しい展開にも「先頭打者を取って、リズムをつくれた」と一度も無死からの走者を許さず、7回を3安打無失点。今季初の2桁三振もマークし、9勝目を手にした。
ピンチを招いたのは立ち上がりだけだった。1死一塁で3番ケーンの一、二塁間へのゴロが安打となり、一、三塁に。ここで4番ホスマーを当てただけの遊直に打ち取り、続くK・モラレスは外角を中心に攻めてから沈むボールで空振り三振に仕留めた。
故障による2カ月以上の戦線離脱がありながら、これで3年連続2桁勝利にあと1勝だ。「一つ一つ積み重ねてきた。あと一つ勝てるように頑張りたい」と意欲を燃やした。