田中悔し4失点 Wカード進出なら雪辱も
「ヤンキース5‐9レッドソックス」(30日、ニューヨーク)
ヤンキース・田中将大投手(26)は、レギュラーシーズン最後の登板で5回4失点と役割を果たせなかった。白星に届かず「悔しい結果になってしまった」と顔をしかめた。今季は24試合に先発し、12勝7敗で防御率3・51だった。
球場に掲げられた旗がちぎれんばかりになびくほどの強風が吹き「自分が思ったのと全然違うボールがいくから、面食らった部分はあった」という。武器のスプリットも「横に流れる感じはあった」と明かし、一回2死一、二塁で甘く入った球を右翼席に運ばれた。
右太もも裏を痛めた前回登板から12日ぶりの復帰戦で、強風が重なった。ジラルディ監督は右腕について「それほど心配していない」と話し、地区優勝を逃した中で勝率上位の2チームが1試合で争う6日のワイルドカードゲームに進出した場合に田中を先発させる意向をあらためて示した。
右太もも裏について田中は「試合のレベルで投球できたのは自信が持てる」と強調。マウンドに立つ可能性の高い大一番に向け「次は絶対に良くなっている。気持ちも体も準備をしていくだけ」と言い切った。