「ナ・リーグ地区シリーズ・第４戦、メッツ１－３ドジャース」（１２日、ニューヨーク）

　ナ・リーグの地区シリーズ（５回戦制）２試合が行われ、ドジャース（西地区）はメッツ（東地区）を下し、２勝２敗に持ち込んだ。

　ドジャースの左腕カーショーがついに本領を発揮した。第１戦から中３日で臨んだにもかかわらず、７回を３安打１失点と好投。速球に伸びがあり、落差の大きなカーブが有効だった。

　過去４年でサイ・ヤング賞３度の実績を持つ。しかし短期決戦のポストシーズンでは前回登板まで自身５連敗。負ければチームの今季が終わる一戦でエースが実力を発揮した。

　３－０の四回、第１戦に続いてマーフィーに本塁打を許したが、９４球を投げてバットの芯でしっかり捉えられたのはそれ以外にほとんどなく、反撃を許さなかった。同僚と気持ち良さそうにハイタッチを交わしたカーショーは「すごく燃えていた。一回はアドレナリンが出すぎたけど、その後はいい感じになった」と素直に喜んだ。