ロイヤルズ30年ぶりV!勝負強さ発揮
「ワールドシリーズ・第5戦、メッツ2-7ロイヤルズ」(1日、ニューヨーク)
ロイヤルズ(ア・リーグ)が延長十二回、7-2でメッツ(ナ・リーグ)を下して4勝1敗とし、1985年以来、30年ぶり2度目の優勝を果たした。最優秀選手(MVP)には打率・364のペレスが選ばれた。
歓喜の輪をつくり、喜びを爆発させた。ロイヤルズは打線がまたもや勝負強さを発揮し、30年ぶりに頂点に立った。
延長十二回は盗塁を絡めて1死三塁と攻め、代打コローンが勝ち越しの左前適時打。今ポストシーズンで初打席だった26歳は「ボールにバットを当てて、何とかしようと思った」と胸を張る。後続も続いてこの回一挙5点。勝利を決定付けた。
いずれもリードを許しながらの4勝。スウェイム打撃コーチは「チーム哲学は好機で三振せず、インプレーにすること」と言う。重要な場面で、それは実践されていた。
昨季、青木(ジャイアンツ)らを擁しながらあと一歩で逃した制覇を、今季はキャンプ初日から目標に掲げた。ヨースト監督は「成し遂げられないと思ったことはない。特別なチームだよ」と誇らしげだった。