岩隈争奪戦が開始「5球団以上が興味」
米大リーグのGM会議が9日(日本時間10日)に初日を迎えた。マリナーズから1年1580万ドル(約19億4000万円)の条件提示を受けている岩隈久志投手(34)の代理人、ジョエル・ウルフ氏は、5球団以上が興味を示していることを明かしながら「時間をかけてベストな選択をしていくことになる」と争奪戦を予告した。
マリナーズのディポトGMが“相思相愛”をアピールするなど、既定路線と見られていた岩隈のマ軍残留。しかし、代理人のウルフ氏は「今のところ、5球団以上が興味を示している」と需要の高さを明かし、大多数のメディアが残留を予想していることに「彼らは代理人ではない」と言い放った。
1年約19億4000万円の提示に対する返答期限が13日に迫っている。同氏は明言こそ避けたが、クオリファイング・オファーの拒否について「可能性はある」とした。
メジャー4年で47勝の実績。先発陣の確立が急務のタイガースのアビラGMは「彼の名前はわれわれの獲得リストに入っている」と明言。ジャイアンツのエバンスGMは「とても激しい戦いになるだろう」と予想した。
「他球団の評価を聞き、時間をかけてベストな選択をしていくことになるだろう」とウルフ氏。マ軍残留か、移籍か。自身のこと、そして、家族のことを考えながら岩隈が最善の道を探っていく。