マー君パパの自覚 単身渡米も大丈夫
ヤンキース・田中将大投手(27)が10日、古巣楽天の本拠地・コボスタ宮城の室内練習場で自主トレを公開した。10月に受けた右肘骨棘(こっきょく)手術からの順調な回復ぶりを示し、夫人のタレント・里田まい(31)が来年2月に第1子出産を控える中、パパとなる心境を明かした。
あいさつのため訪れた球団事務所で古巣の関係者と旧交を温めると、マー君は室内練習場へ直行した。ウオーミングアップの後、ボールを握った右腕は強度を確かめながら、約20メートルの距離で50球ほどを投じた。
10月に右肘の骨棘除去手術を受け、リハビリを経て12月に帰国後、キャッチボールを再開した。「始めたのは最近。きょうで3回目です」とマー君。「順調にリハビリが進んで帰国というかたちになりましたし、こうしてキャッチボールも少しずつですけど始められるようにもなりましたし、順調に来ていると思います」と復活への手応えを口にした。
父となる日が近づいている。「初めてのことなので、実際にどうなるかってのは想像つかないですけど、すごい楽しみです」と率直な思いを口にした。スプリングキャンプは2月19日からで愛妻の出産時期と重なる。1人で渡米する可能性も出てきたが、「自炊もできなくはないんで大丈夫です。不安はそんなにありません」とパパの自覚をにじませた。
メジャー2年目の今季は12勝7敗、防御率3・51。故障離脱も挟んだだけに「ローテーションに穴を空けることが多く、悔しい思いをした。シーズンを戦い抜くことをクリアしていかないといけない」とマー君。守るべき家族が増える来季。一家の大黒柱として、公私ともに充実の年とする。