マエケン本拠地でドジャーブルー披露へ

 広島からポスティングシステムで、米大リーグ移籍を目指していた前田健太投手(27)が7日、ドジャースと契約合意し、米国時間7日(日本時間8日)に入団会見を開くことが正式に決まった。同チームの公式サイトが「明日、前田を紹介する」と掲載。夢への挑戦権を得たMAEDAが第一歩を踏み出す。

 赤から青へ-。長年、抱き続けた夢がついに結実した。この日、ドジャースが球団公式サイトで「明日、前田を紹介する」と掲載。前田は既に渡米中で、7日午後1時(日本時間8日午前6時)から、本拠地・ドジャースタジアムで入団会見に臨む。

 1日に複数の米メディアが「ドジャースと前田が合意に達した」と報道。以降はメディカルチェックなどに時間を要したが、この日、球団から正式発表された。2013年オフに初めてメジャー挑戦願望を公言してから丸2年。ドジャーブルーのユニホームに袖を通す瞬間が訪れる。

 一部では「最大8年契約になる」と報道された。実現となれば、14年に田中将大がヤンキースと結んだ7年を上回る日本選手で最も長い契約で、メジャー投手史上最長タイとなる。年俸は総額2400万ドル(約28億3000万円)。1年ベースで約3億5400万円と割安だが、毎年1000万ドル~1200万ドル(約11億8000万~約14億2000万円)の出来高が含まれる驚きの内容だ。

 前田は最多勝と沢村賞を2度獲得。昨秋の侍JAPANでも、日本のエースとして活躍した。ただ近年、メジャーでの日本選手は故障や、成績不振が続くことから、年俸を抑えられた契約になったとみられるが、以前から前田は挑戦する意義をこう表現していた。

 「魅力を感じるために行く。日本人選手がたくさん行っている中、思うような結果を残せていなかったりしていることもある。だからこそ行ってみたい」

 帰国後は、広島に戻って会見を開く予定。9年間在籍し「育ててもらった思いがある」という“地元”で、ファンに向けて感謝の言葉を伝える。カープのエースから、世界のエースへ。「MAEDA」が、最高峰の舞台で日本の底力を証明する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス