マー君 “快幕”へ修正能力発揮
「オープン戦、ヤンキース7-1オリオールズ」(11日、タンパ)
ヤンキースの田中将大投手(27)はオリオールズ戦に先発。3回1安打無失点の好投で勝利投手となった。チームは7-1で勝利した。
オープン戦2度目の登板にして、公式戦ばりの修正能力の高さを見せた。初回に2三振を奪い、三者凡退と上々のスタートを切る。ところが…。「(フォームの)バランスが良くなかった。変化球の変化とかキレがなかったし、全部緩い感じだった」。試合後、自身の投球内容に納得する様子はなかった。
ここで自身の状態と向き合い、修正できるところが、背番号「19」の強みだ。「ちょっと(上体が)突っ込むのが早いなって。イニングが進んでいくごとにちょっとずつ変えていきながら、最後は形になったかなという感じ」。二回以降は変化球の鋭さも増し、時折内角を厳しく突く投球で、レギュラーを欠くオ軍打線を翻弄(ほんろう)した。
次回は中5日で17日のパイレーツ戦に登板予定。濃厚となっている2年連続の開幕投手に向け、また一つ歩みを進めた。