マエケン 本拠地熱狂の2戦連続無失点

 「ドジャース2-4ダイヤモンドバックス」(12日、ロサンゼルス)

 ドジャースの前田はダイヤモンドバックスとの本拠地開幕戦に先発し、6回を5安打無失点と好投した。勝利投手の権利を持って降板したが、チームは2-4で逆転負けを喫した。

 超満員の5万3279人が詰め掛けた本拠地開幕戦。ドジャース先発の前田が地元ファンを熱狂させた。

 1点リードの六回2死一塁。6番ラムに右越えの二塁打を許すと、一走のカスティーヨが長駆生還を狙う。右翼プイグから中継を経由した送球が捕手のミットに収まり失点を食い止めると、背番号18もグラブをたたいてガッツポーズ。これでデビューから12イニング連続無失点。球団でデビューから先発2試合連続の無失点は、02年に開幕6連勝した石井以来だ。

 「今日は守備に助けられながら無失点に抑えることができた」

 本拠地開幕戦先発という大役で持ち前の粘り強さを発揮。「ドジャースタジアムの開幕戦でマウンドに上がれたことは光栄。チームは負けてしまいましたけど、いい緊張感の中で自分の仕事が果たせた」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 勝利投手の権利を持って降板。しかし、救援陣が失点を重ね、前日に誕生日を迎えた前田にとっての28歳初勝利はお預けとなった。

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