マエケン、投手に2発 5回4失点KO
「ドジャース3-4メッツ」(11日、ロサンゼルス)
天を仰ぎ、うなだれた。投手に許したまさかの一発。しかも2打席連続…。開幕から抜群の安定感を誇ってきた背番号18が、屈辱の2発に沈んだ。ドジャースの前田健太投手(28)がプロ初となる投手への本塁打、しかも2打席連続弾を浴び、5回0/3を4失点で2敗目を喫した。
「結果が全て。投手としては悪い内容。悔しい結果になった。後悔が大きい。すごく悔いが残る」。速球をはじかれた三回のソロ、変化球を捉えられた五回の3ラン。打撃自慢の男が、同じ投手のシンダーガードに打ち抜かれた2発を悔やみ、猛省した。
三回の先制ソロは初球。五回無死一、二塁からは、バントの構えから4球見送られた2-2から外角低めのスライダーを中堅左まで運ばれた。「追い込んで必ずアウトを取らないといけなかった」。投手への2本塁打で失った4点を何度も嘆いた。
メジャー自己ワーストタイの4失点。5回0/3での降板はメジャー自己最短と苦しい数字が並ぶ。2打席連続被弾は2010年4月2日の巨人・ラミレス、同年5月9日の阪神・ブラゼル以来、6年ぶり。ドジャース投手が同一投手に2本塁打を浴びたのは、100年以上の歴史を誇る球団で初の汚点。これで3試合連続勝ち星なしとなった。