ダル冷静「実感ない」29日復帰登板
昨年3月に右肘靱帯(じんたい)修復手術を受けたレンジャーズのダルビッシュ有投手(29)が25日、約1年9カ月ぶりのメジャー復帰戦となる28日のパイレーツ戦について「あまりまだ実感がない。(気持ちの高ぶりは)本当になく、(登板は)冷静に落ち着いてやる」と淡々と抱負を語った。
この日は復帰戦の舞台となる本拠地アーリントンのブルペンに入り、23球の投球練習。「体のリカバリーがよかったので、すごく元気よく投げられた」と、投球後に右足が高く跳ね上がる躍動感あふれるフォームだった。
渡米4年目だった昨季はプロ入り後初めて登板なしに終わった。自分を見つめ直す日々の中で、家族が大きな支えとなったようで「1年間、ずっと家族との時間が多かったので、家族の大切さが分かった」と待望の復帰戦で感謝の意を示す。