「レイズ１－４ヤンキース」（２７日、セントピーターズバーグ）

　ヤンキースの田中将大投手（２７）が７回を２安打無失点、無四球で４三振と好投。開幕から３連勝とした。

　今季初めて２試合続けての勝利。不満を残した前回から修正し「前回より制球も安定していたし、ボールも切れがあったと思う」と表情を緩めた。

　立ち上がりから隙がなかった。低め、コーナーへ球を集め、失投らしいボールはほぼなし。四回までは一人の走者も出さなかった。五回に初めての安打と暴投で招いた無死二塁のピンチは自らの好守で切り抜けた。

　この日も投球プレートの一塁側に立って投げた。三塁側だった位置を変更して２試合目。「何の違和感もなく、スムーズに投球できた」と高い適応能力で自分のスタイルを築いた。チームと同様、エースの調子も上向きだ。