イチロー、代打で凡退も2週間ぶり本拠地登場に地元ファン歓喜
「マーリンズ4-2レッズ」(9日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(42)はレッズ戦の八回に代打で出場し、投ゴロだった。守備機会はなく、1打数無安打で打率は・335。メジャー通算安打数は2990本と変わらず、偉業まで10本のまま。
2点リードの八回、2死一、二塁。「代打・イチロー」のアナウンスにスタンドが沸いた。6月26日以来、実に2週間ぶりとなる本拠地での打席。地元ファンは場内で配布された応援ボードを掲げて声援を送った。
初球、イチローの顔面付近へのボールに対し、客席からブーイングが起こる。3球連続でボールになると再び、ブーイング。1ストライクを挟んだ後の5球目をとらえ切れず、ワンバウンドの打球が相手投手のグラブに収まった瞬間、フィールドは大きなため息に包まれた。
前日から右翼2階席の電光掲示板には通算安打数を示すカウンターが登場。右翼ポール近くのコンコースにはTシャツやピンバッジ、レゴ人形などのイチローグッズを販売する特別ブースも設けられた。
マーリンズのユニホームを着て通算3千安打を達成した選手は過去にはいない。球団が総力を挙げてイチローの偉業を盛り上げている。