マエケン、六回途中2失点で10勝目! 黒田超えの1年目2桁勝利
「ロッキーズ2-4ドジャース」(4日、デンバー)
ドジャースの前田健太投手(28)がロッキーズ戦に先発し、5回2/3を投げて4安打2失点で10勝目(7敗)。2死球、5奪三振。96球を投げ、防御率は3・22。日本投手でのメジャー1年目での2桁勝利は14年の田中将大投手(28、ヤンキース)以来。ドジャースで同じ「18」を背負った黒田博樹投手(41)の1年目の勝ち星(9勝)を超えた。
中5日で臨んだこの日の試合は、6月8日以来、今季3度目の登板となるロッキーズ戦。敵地デンバーでは4月23日に投げており、七回途中3安打1失点で白星を手にしている。
初回の前田は2死からアレナドに右前打を許したが、4番ダールを空振り三振。カウント3-1から114キロカーブで空振りを奪った後、外角高めの146キロ直球で再び、バットに空を切らせた。
二、三回を無失点に抑えると、四回の攻撃で7番ケンドリックが適時打を放って1点を先制した。
打線の援護を受けた前田だったが、その裏に先頭アレナドにスライダーを左前へ弾き返されると、ダールにはカウント2-1からの4球目、外角高めの直球を左中間席へ3号2ランを浴びて逆転を許した。
しかし、そこからドジャース打線が奮起する。1死無走者の場面で2番シーガーの19号ソロで同点に追いつくと、2死一、三塁の好機に女房役の6番グランダルの右中間三塁打で2点を勝ち越した。
再び、打線の援護を受けた前田は五回を3人で料理。六回2死から5番レイノルズに左前打を許したところでロバーツ監督から交代を告げられた。2点のリードを3人の継投を守り切り、敵地での3連敗を阻止した。