イチロー、1番で2試合連続マルチ 勝ち越し打の直後にサヨナラ負け
「インディアンス6-5マーリンズ」(4日、クリーブランド)
マーリンズのイチロー外野手(42)はインディアンス戦に「1番・右翼」で出場し、5打数2安打1打点、1得点だった。2試合連続、今季23度目のマルチ安打で打率は・294。メジャー通算安打数を3017本に伸ばした。
休養を与えられたゴードンに代わり、8月14日以来となる1番で起用されたイチロー。初回の打席は、初顔合わせの右腕、サラザーがカウント1-2から投じた低めの135キロチェンジアップに空振り三振を喫した。
1点を先制し、なおも無死二、三塁の好機で迎えた三回の打席は中飛。カウント3-1から内角高め、151キロ直球を振り抜いたが、浅い飛球となり、三塁走者を生還させることはできなかった。
1点リードの五回1死一塁の第3打席は空振り三振。1ボールからの2球目にスタートを切った一塁走者が一、二塁間で挟殺され、2死走者なしに。カウント1-2からの4球目、内角高めの154キロ直球にバットは空を切ったが、捕手が後逸し、13年4月30日のアストロズ戦以来、3年ぶり自身4度目の振り逃げを記録した。
1-0の七回1死一塁の第4打席は右前打。2番手右腕、オテロの初球、高めの144キロシンカーを一、二塁間へ弾き返して好機を拡大し、後続の適時打につなげた。
同点の九回無死二塁の好機は適時二塁打。中継ぎ左腕ミラーに対し、カウント1-2からの7球目、外寄り低めの135キロスライダーを右翼手の右へ運び、勝ち越し点を挙げた。後続の犠打で三塁に進み、プラドの犠飛で貴重な5点目のホームを踏んだ。
しかし、抑えのロドニーが2点リードの九回に3点を失い、サヨナラ負け。マーリンズは3連敗で4月28日以来の借金「1」となった。