イチロー「気持ちで打ったことは一度もない」天敵左腕を攻略して2試合連続マルチ
「インディアンス6-5マーリンズ」(4日、クリーブランド)
マーリンズのイチロー外野手(42)はインディアンス戦に「1番・右翼」で出場し、5打数2安打1打点、1得点だった。2試合連続、今季23度目のマルチ安打で打率は・294。メジャー通算安打数を3017本に伸ばした。
会心の一撃。イチローが3-3の九回無死二塁から一旦は勝ち越しとなる適時二塁打を放った。相手はメジャー屈指の中継ぎ左腕、ミラー。追い込まれながらファウルで粘り、カウント1-2からの7球目、決め球の138キロスライダーを右翼手の右へ弾き返した。
「気持ちで打てるわけじゃないですからね。気持ちで打てるなら毎回打てますから。それなりのレベルの相手だったら技術で打たないとね。気持ちで打ったことは一度もないですよ」。
過去の対戦成績は9打数1安打と苦しめられてきた天敵をしっかり攻略。後続の犠打で三塁に進み、プラドの犠飛で5点目のホームを踏んだ。
しかし、抑えのロドニーが2点のリードを守り切れず、逆転サヨナラ負け。チームは3連敗で4月28日以来となる借金「1」となった。過去10試合で8敗目。プレーオフ進出のためには負けられない試合が続いているが、「ご覧の通りですけど、はい」と言葉少なに会見を締めた。