マエケンがチアガールに変身 イチローに打たれたせい?
「マーリンズ3-0ドジャース」(11日、マイアミ)
マーリンズ・イチロー外野手(42)がドジャース・前田健太投手(28)と今季2度目の対戦で中前打を放ち、先制のホームを駆け抜けた。前田は6回3失点(自責2)で9敗目を喫し、球団新人最多記録となる15勝目はならず。試合後は新人恒例の仮装でチアガールに扮(ふん)し、帰路に就いた。
三回までわずか30球。球団新人最多記録となる15勝目へ上々の立ち上がりを見せた前田だったが、マウンド上での心の内は違った。
「よくないなあと思いながら投げてました。気持ちよく投げられない。しんどい感じになってしまった」
その嫌な予感は的中する。0-0の四回。1死からイチローの中前打を機に3連打で先制点を許すと犠飛で2失点目。六回には連打に2失策が絡んで不運な追加点となった。
イチローとの対戦については「他のバッターより楽しいというか、気持ちは違う。僕の投げたボールにどういうスイングをしてくるんだろうというのがある。打ち取れると自信になる」と振り返った。
試合後はメジャー恒例の“新人の儀式”としてチアガールの衣装を着せられ、移動のバスに乗った。満面の笑みでポンポンを振る前田。「下から撮らないで。修正もお願いします」と、既に気持ちの切り替えはできていた。