ダルビッシュ7失点炎上 2発許し制球もボロボロ「混乱していた」
「レンジャーズ2-11アスレチックス」(17日、アーリントン)
左翼に伸びる打球の行方を追うことなく、レンジャーズ・ダルビッシュはうなだれた。五回に7番・セミエンに特大3ランを浴び、メジャーで自己ワーストに並ぶ7失点。下位に沈むアスレチックス戦で苦杯をなめた。
「感覚がすごく悪かった。試合前からすごく良くなかったので、まずいと思っていた」と渋い顔で漏らす。一回の先頭に一発を食らい、いきなり3者連続四球を出した二回は3失点。必死にフォーム修正を図ったが、最後まで立ち直れなかった。
先発ローテーション再編で14日から登板がずれた。その14日の投球練習は「人生で一番良かった」と言うほどだったが、その感覚を引きずってしまい「頭の中で混乱していた」と分析する。
普段は先発投手が色を選べる帽子とユニホームの色は、この日は青と白に決められていた。赤を選ぶことが多いダルビッシュは、冗談交じりに「もう青は着ない」と話し、切り替えを強調した。