イチロー「相手が嫌がってるのが見える瞬間多かった」 今季最終打席で快音

 ナショナルズ戦の5回、テリスの2ランで生還し、ベンチで迎えられるマーリンズのイチロー=ワシントン(共同)
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 「ナショナルズ10-7マーリンズ」(2日、ワシントン)

 マーリンズのイチロー外野手(42)は今季最終戦となったナショナルズ戦の五回に代打で出場し、右前打だった。守備には就かず、1打数1安打で打率は・291。メジャー通算3030安打。この日の試合でメジャー通算2500試合出場を記録した。

 敵地ファンから拍手と歓声が起こった。今季最後となった打席で、快音を響かせたイチローは「そりゃ出た方がいいでしょ、そんなことは当たり前です、聞くまでもない」と言って笑った。

 昨季は自己ワーストの打率・229と苦しんだが、今季の打率は6分2厘アップの・291。イチローは「去年が異常でしたからね、それだけのこと」と表現した後、今季の365打席を振り返り、「相手が嫌がっているのが見える瞬間が多かった。野球、特にバッターとピッチャーの関係というのは面白いもんで、自分が少し弱っているときは相手に見透かされてしまう。こっちが自信に満ちあふれているときは、そのことも(相手に)伝わっている。(今季は)相手の心の内というか、そういうのが見えることがたくさんあった。それは気持ちよかった」と話した。

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