「ナ・リーグ地区シリーズ・第５戦、ナショナルズ３－４ドジャース」（１３日、ワシントン）

　前田健太投手（２８）が所属するドジャース（西地区）はナショナルズ（東地区）とのプレーオフ地区シリーズ（５回戦制）第５戦を制して対戦成績を３勝２敗とし、３年ぶりのリーグ優勝決定戦進出を決めた。１５日にカブスとのシリーズ第１戦（７回戦制）に臨む。

　ドジャースは１点ビハインドの七回に先頭ピダーソンのソロ弾で追いつき、エースのシャーザーを引きずり降ろすと、敵軍の中継ぎ陣からさらに３点を奪った。

　ところが、４－１の七回からマウンドに上がった４番手左腕のデイトンが先頭を四球で出した後、代打ハイジーに２ランを被弾し、１点差に詰め寄られる。後続の右前打で無死一塁となると、ロバーツ監督は抑えのジャンセンを投入。七回２死満塁のピンチをしのぎ、八回を無失点に。

　さらに九回１死一、二塁からは１１日の第４戦に中３日で先発し、１１０球を投げたエースのカーショーを中１日で起用。敵地がどよめく中、マウンドに上がった左腕は４番マーフィーを二飛に、代打ディフォーを空振り三振に仕留めて、４時間３２分の熱戦を締めくくった。