インディアンス68年ぶりVへ先勝 ポストS4度目0封勝ち!

 「ワールドシリーズ・第1戦、インディアンス6-0カブス」(25日、クリーブランド)

 ワールドシリーズ(7回戦制)がクリーブランドで開幕し、68年ぶり3度目の王座を目指すインディアンス(ア・リーグ)が6-0で108年ぶり3度目の頂点を狙うカブス(ナ・リーグ)を破って先勝した。インディアンスは一回に2点を先制し、四、八回には9番・ペレスの2本塁打で加点。投げては先発・クルバーが七回途中まで4安打無得点に抑え、ミラー-アレンとつないで逃げ切った。

 インディアンスが得点を許さないのは、今ポストシーズン4度目。先発・クルバーから必勝パターンの救援陣につないで重要な初戦を勝ち取った。

 クルバーは内外角ぎりぎりのシンカーを軸に、6回0/3を無四球の9奪三振でポストシーズン3勝目。「序盤から集中力を高く持っている」と胸を張った。フランコナ監督はレッドソックスの監督だった2004、07年をともに4連勝で制しており、これでワールドシリーズ9連勝となった。

 七回途中から登板した左腕・ミラーは無死満塁から後続を断ち、八回も2人を出塁させながら切り抜けた。2回で46球を要し、最優秀選手に選ばれたリーグ優勝決定シリーズほどの出来ではなかったが「投げる準備はする」と連投を辞さない構え。九回は抑えのアレンが1死二塁から連続三振で締めた。

 頼れる救援陣に対し、先発2番手以降はカブスに比べ、やや見劣りする。中3日で第4戦に登板する可能性のあるクルバーは「先に4勝を挙げるためなら喜んで投げる」と力強かった。

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