全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）は７日（日本時間８日）、今季の最優秀新人賞などの各賞の候補３人を発表し、ドジャースの前田健太投手（２８）がナ・リーグ最優秀新人賞候補に入った。

　前田は昨オフに広島からポスティングシステムを使ってドジャースに入団。今季はチーム最多の３２試合、１７５回２／３を投げ、同最多の１６勝（１１敗）、防御率３・４８の成績を残した。

　他の候補２人は、前田と同じドジャースのコーリー・シーガー遊撃手（２２）とナショナルズのトレイ・ターナー選手（２３）。シーガーはチームの主力として１５７試合に出場し、打率・３０８、２６本塁打、７２打点、１０５得点。ターナーは６月にメジャー昇格し、内外野で７３試合、打率・３４２、１３本塁打、３３盗塁をマークした。

　シーガーはナ・リーグＭＶＰの候補にも入っており、７５年のフレッド・リン（レッドソックス）、０１年のイチロー（当時マリナーズ）以来、史上３人目の新人王＆ＭＶＰのＷ受賞なるか注目される。

　ア・リーグの新人王候補にはタイガースのマイケル・フルマー投手（２３）、インディアンスのタイラー・ネークイン外野手（２５）、ヤンキースのゲーリー・サンチェス捕手（２３）の３人が入った。

　各リーグの新人賞は１４日（同１５日）に発表される。

　その他の各賞候補は以下のとおり。

　ナ・リーグＭＶＰ…クリス・ブライアント（カブス）、ダニエル・マーフィー（ナショナルズ）、コーリー・シーガー（ドジャース）

　ア・リーグＭＶＰ…ホセ・アルトゥーベ（アストロズ）、ムーキー・ベッツ（レッドソックス）、マイク・トラウト（エンゼルス）

　ナ・リーグ・サイ・ヤング賞…カイル・ヘンドリックス（カブス）、ジョン・レスター（カブス）、マックス・シャーザー（ナショナルズ）

　ア・リーグ・サイ・ヤング賞…コーリー・クルバー（インディアンス）、リック・ポーセロ（レッドソックス）、ジャスティン・バーランダー（タイガース）

　ナ・リーグ最優秀監督賞…ダスティ・ベイカー（ナショナルズ）、ジョー・マドン（カブス）、デーブ・ロバーツ（ドジャース）

　ア・リーグ最優秀監督賞…ジェフ・バニスター（レンジャーズ）、テリー・フランコーナ（インディアンス）、バック・ショーウォルター（オリオールズ）