タイガースのエース、モデル婚約者の発言をたしなめた記者にかみつく

 このほど発表された大リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)で次点に終わったタイガースのエース、ジャスティン・バーランダー投手(33)が18日(日本時間19日)、婚約者で人気モデルのケイト・アップトン(24)の“激怒ツイート”をたしなめた記者にかみついた。

 発端は、サイ・ヤング賞が発表された16日、バーランダーが僅差で敗れたことに対するアップトンのツイートだった。

 同賞は全米野球記者協会の会員30人が5名連記で1位7点、2位4点、3位3点、4位2点、5位1点と投票し、合計点で決められる。バーランダーは、サイ・ヤング賞を受賞したポーセロよりも多く1位票を集めながら2位以下の票で下回り、わずか5ポイント差で敗れた。

 その直後にアップトンが220万人のフォロワーに向けて怒りのツイートを連発した。まずは、バーランダーに5位以内の票を入れなかったタンパの記者2人を激しく批難し、「彼らをクビにしなさいよ」。さらに「リック(・ポーセロ)、あなたには申し訳ないけど、1位票は少なかったよね?だから、あなたの勝ちじゃないのよ」などの恨み節で同投手の涙の初受賞に水を差した。

 物議を醸した人気モデルの暴言をたしなめたのが、ニューヨーク・デイリーニューズ紙のフェインサンド記者だ。自身のツイッターで「ヘイ、ケイト・アップトン…黙りなさいよ!ジャスティン・バーランダーがサイ・ヤング賞を獲らなかったことはスキャンダルでもなんでもない」と投稿したのだ。

 その一言に黙っていられなかったのが、バーランダー本人だ。同記者に対し「彼女は僕が負けたことに怒ってはなかった。問題ない。でも、公式戦終了の1週間前に投票するってどうなの?!」とリツートし、投票のタイミングを疑問視。さらに「彼女が言いたかったのは、あの記者2人はまだ十分な情報がなかった。彼らはシーズン終了1週間前に投票したという点を彼女は指摘しているのですよ」と、婚約者を擁護する発言に終始した。

 選手本人からの“反論”に同記者はアップトンをたしなめたツイートは自身が書いたコラムの見出しであって個人に向けたメッセージではないと説明し、「見出しのことは忘れてほしい」。さらに「すばらしいシーズンに祝福の言葉を送ります。この冬を楽しんで」と議論を終わらせた。

 大リーグのみならず、どんな賞にも議論はつきもの。しかし、今季のサイ・ヤング賞は人気モデルの発言により当該選手を巻き込む場外戦に発展した。

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