WBCベネズエラ代表迷走 解任された監督が再び、代表監督就任
来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝候補に挙がっているベネズエラ代表が、監督を解任されたばかりのオマー・ビスケル氏(49)を再び、代表監督に起用することが分かった。米スポーツ専門局、ESPN電子版が2日(日本時間3日)、伝えた。
同サイトによると、ベネズエラ野球連盟がビスケル監督を解任し、ブレーブスの一塁ベースコーチでもあるエディ・ペレス氏を後任にすることが明らかになったのは11月30日。ところが、ミゲル・カブレラ内野手(タイガース)やフェリックス・ヘルナンデス投手(マリナーズ)ら、メジャーを代表する同国の主力選手たちが同連盟の決定に猛反発し、大会出場取りやめを表明する騒ぎに発展した。これにより、監督解任を決めたカルロス・ギーエンGMが方針の変更を余儀なくされたという。
現在はタイガースの一塁ベースコーチでもあるビスケル氏はメジャーで1989年から2012年までプレーし、45歳で引退。24シーズンで通算2877安打、404盗塁をマークしたほか、遊撃手部門でゴールドグラブ11回を受賞した名選手としてリスペクトされている。