巨人退団後に行方不明だったガルシア、FAでメジャー移籍可能に
巨人が8月に契約解除したキューバ出身のホセ・アドリス・ガルシア外野手(23)が大リーグ機構からフリーエージェント(FA)として認められ、どの球団とも自由に契約できるようになった、と3日(日本時間4日)、大リーグ公式サイトのジェシー・サンチェス記者がツイートで伝えた。
今季開幕直後に巨人入りしたガルシアは6月に1軍で4試合出場した後、2軍落ちし、8月に契約解除。キューバへの帰国途中の経由地、フランスで行方不明になったと報じられていた。
このほど締結された大リーグの新労使協定では、ドラフト対象国(米国、カナダ、プエルトリコ)以外の25歳未満の国際選手に対して契約金の上限が設定されているが、キューバ事情に詳しい同記者によると、同外野手には同規則は適用されないという。
ガルシアはブレーブスでプレーするアドニス・ガルシア内野手の実弟。
近年、日本球団でプレーしたキューバ出身選手では、14年にDeNAに所属したユリエスキ・グリエルが帰国後に亡命。今季途中にアストロズと5年4750万ドル(約54億円)の大型契約を結び、8月にメジャーデビューを果たしている。