イチロー、来季も“第4外野手” マ軍監督「週に1、2日の出場がベスト」
イチロー外野手(43)が所属するマーリンズのドン・マッティングリー監督(55)は7日(日本時間8日)、大リーグの球団関係者が一堂に会するウインターミーティングの会場で行われた会見で同外野手の役割について言及。来季も過去2年と同じ“第4外野手”として起用することを明言した。
移籍2年目の今季は143試合に出場し、打率.291、出塁率.354、10盗塁。先発、代打、守備固めと不規則な起用法ながら外野全ポジションをこなし、若い3人のレギュラー陣をサポートしたことに指揮官は「本当に、本当によくやっていた。いいシーズンだった」とねぎらいの言葉を送った。
指揮官が出場機会を考える上で重視したのは投手のタイプ別の打率だ。対右腕の打率が.280(268打数75安打)に対し、対左腕は.339(59打数20安打)。これらのデータを踏まえ、「中継ぎ左腕に対しても心配なく彼を起用できる」と話した。
移籍1年目の15年は153試合に出場し、打率.229と苦しんだ。しかし、今季は連続出場が長くならないように首脳陣の配慮もあってか、143試合で・291まで回復。出場頻度については「彼は週に5日も6日もプレーする選手ではないと考えている。週に1、2回がベストの起用法だと思う」と話した。