昨季、日本ハムの１０年ぶり日本一に大きく貢献したアンソニー・バース投手（２９）がタイガースを含むメジャー５、６球団と交渉している、と１４日（日本時間１５日）、大リーグ公式サイトのジェイソン・ベック記者が自身のツイッターで報じた。

　バース本人の話として伝えたツイッターによると、現在はタイガースを含む５、６球団と交渉中。先発を希望しているが、中継ぎの役割も受け入れるという。

　同投手に関しては、ボルティモア・サン紙（電子版）が昨年１１月にオリオールズなど、複数球団が興味をもっていると報じていた。

　バースは１１年にパドレスでメジャー・デビュー。その後、アストロズ（１４年）、レンジャーズ（１５年）を渡り歩き、５シーズンの通算成績は１２９試合（先発１８試合）、５勝９敗、防御率４・４０。日本ハムでは３７試合（先発１４試合）に登板し、８勝８敗、防御率３・６５。広島との日本シリーズでは、全６試合に投げ、３勝を挙げる活躍だった。

　退団が決まった昨年１１月には自身のツイッターでメジャー復帰を目指すことを明かすとともにチームメートや関係者、ファンに感謝のメッセージ。今月初めには日本ハムから届いたチャンピオンリングの写真を披露し、「チャンスを下さった日本ハムにあらためて感謝いたします」とつづっていた。