マー君、WBC正式不参加 出場要請「光栄だったが難しい」
ヤンキース・田中将大投手(28)が23日、仙台市の古巣・楽天の本拠地、Koboパーク宮城で自主トレを公開。3月のWBC不参加を正式に表明した。
「チームの状況やチーム内の自分の立場。総合的に考えて、WBCへの不参加を決めました」。昨季終了後に侍ジャパンの小久保監督と会い参加を要請されたが「光栄だったが、いろいろなことを考えると、難しい」という結論に至った。
昨季の田中は右肘手術から復活。開幕投手を務め、チームトップの14勝(4敗)を挙げた。今季も開幕投手の大本命。13年オフにヤ軍と結んだ契約内容には、今季終了後にFAとなることが選択できるオプトアウト条項が盛り込まれている。故障のリスクを回避し、シーズンに専念するのは自然の流れだった。
「1シーズンだけ良くても意味はない。去年は、たまたまだと言われてしまう」と田中。この日は、WBC日本代表の楽天・則本らと調整し「WBCは日本全体が注目している大会。ファンの期待に応えてほしいし、優勝する姿を見たい」と後輩の侍にエールを送った。