ダルビッシュ、侍ジャパンの守護神に千賀を“指名”「あんなフォークない」
米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日、テレビ朝日系「報道ステーション」にVTR出演し、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンの抑え投手に、千賀滉大投手(ソフトバンク)を“指名”した。
侍ジャパンの守護神に誰が適任かを問われたダルビッシュは「千賀でよくないですか」と即答。「フォークがある。あんなフォーク、絶対(メジャーに)ないんで。それで、93、94マイル(約150キロ以上)は投げているで。一番適任じゃないかな思うんですけど」と、「お化けフォーク」と呼ばれる落差の大きなフォークボールが通用すると分析した。
また、もう1人の候補として、けがの大谷翔平(日本ハム)に代わって、メンバー入りした武田翔太(ソフトバンク)の名前を挙げた。武田も独特の軌道を持つ落差の大きなカーブが武器とあって、「抑えだと、ああいうカーブって、こっち(メジャー)では珍しいタイプなので。1イニング1打席しかなくて、2球ぐらいあのカーブが来るなら(打たれる)確率は低いんじゃないかな」と指摘。メジャーリーガーの視点から2人のウイニングショットがメジャーの強打者にも有効と予測した。
第2回WBCに参加したダルビッシュは当初は先発として登板したが、準決勝、決勝では守護神としてマウンドに上がり、日本の連覇に貢献している。