マー君3年連続開幕投手も冷静「特に驚きはない」
「ヤンキース春季キャンプ」(15日、タンパ)
米大リーグは15日、各地でキャンプが行われ、日本選手初の3年連続開幕投手を務めるヤンキースの田中将大投手(28)がフロリダ州タンパで全体練習を始めた。アリゾナ州ではレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)、マリナーズの岩隈久志投手(35)、カブスの上原浩治投手(41)が始動した。
メジャー4年目のキャンプ初日を迎えた田中からは貫禄がにじむ。3年連続開幕投手という日本投手初の快挙にも「特別な試合だと思うけど、特に驚きはない。調整を大きく変えることは正直ない」と冷静だ。
前日にジラルディ監督が起用を明言したが、「SNS(会員制交流サイト)で知った」と笑う。異例の早期指名は首脳陣の信頼の証しで「意気に感じて調整していかないといけないと思う」と責任感を口にした。
右肘手術後だった昨春はオープン戦で調子が思うように上がらず登板日を告げられたのは開幕直前。それでもシーズンを通してエースの役割を果たした。
この日は若いマイナーの招待選手に交じってキャッチボールや守備練習。「見本と言ったらあれだけど、プレーを見られていると思ってやることが大事」と自覚を示した。
まだ開幕戦で白星を挙げられていない。チームも過去5年間は黒星発進。「やっぱり勝ちたい」という約1カ月半先の初戦を見据え、じっくり仕上げていく。