マエケン、カット習得でさらなる飛躍 ブルペン31球

 「ドジャース春季キャンプ」(16日、グレンデール)

 昨季新人の日本投手で最多に並ぶ16勝を挙げたドジャース・前田健太投手(28)は16日(日本時間17日)、アリゾナ州グレンデールでキャンプイン。ブルペンで31球を投げた。

 さらなる飛躍の鍵は新球の習得が握っている。前田がブルペンで変化球を交えて31球。「しっかり1年投げて、どれだけ結果を残せるか」とメジャー2年目を見据えた。

 昨季は16勝(11敗)を挙げたが、後半に失速。投球回は175回2/3で「200(回を)投げたかったが、難しかった」と振り返る。今季に向けては「投球回を増やしたい」とハニーカット投手コーチと口をそろえた。

 投球回増には球数を減らさなければならない。打者の手元で動くカットボールは打たせて取る球種で、同投手コーチは「制球できるようになれば左打者対策として、とても有効に使える」と指摘する。前田は「去年1年経験し、ワールドチャンピオンになりたい気持ちが強くなった」と大きな目標を掲げた。

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