イチロー14年ぶりPO目指す 移籍3年目「そろそろ形にしなきゃいけない時」
「マーリンズ春季キャンプ」(17日、ジュピター)
マーリンズのイチロー外野手(43)が17日、メジャー17年目のキャンプインを迎え、ワールドシリーズを制覇した2003年以来遠ざかるプレーオフ進出を狙うチームへの期待感を語った。
「ポテンシャル(潜在能力)が高いチームだというのはみんなが感じているし、実際に(そう)表現する。でも、そこから進めていないので、そろそろ形にしなきゃいけない時だと思う」
移籍3年目。「秋から冬を越して、ここに来る気持ちっていうのは新しい気持ちだし、特別な気持ちであることは変わりない」。この日の練習は約2時間。フリー打撃ではグループの先陣を切り、守備練習では力強い送球を繰り返した。
練習後のフィールド。バンディ外野守備コーチがスピーチの中で、特別コーチとしてキャンプに参加している殿堂入り選手のドーソン氏らのレジェンドとともにイチローの名を挙げた。「遠慮なく何でも聞きなさい。彼らは何でも知っている」。メジャー野手最年長。自分の経験から学び、成長につなげてほしい。イチローも願いでもある。
今季も“第4外野手”としてチームを支える。そろそろ形にしなきゃいけない時-。イチローが若い選手たちとともに14年ぶりのプレーオフを目指す。