アストロズ青木 「すべてを達成したい」 キャンプ初日にWBC優勝などを宣言
アストロズの青木宣親外野手(35)が18日(日本時間19日)、フロリダ州ウェストパームビーチでメジャー6年目のキャンプイン。3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパン唯一の大リーガーは約2時間の全体練習の後に室内ケージにこもって居残り練習を行うなど、精力的に動いた。
メジャー6年で5球団目となる新天地。新たな背番号「3」のユニホームを着た青木は練習の合間にエースのカイケルや同じ移籍組のベテラン、ベルトランらと談笑するなど、終始リラックスした表情で初日を終えた。
「今年はやることが山積みのような気がするけど、すべてを達成したいと思います」。
そう力強く言い放ったのは練習後だ。青木が口にした「すべて」とは3つのことだ。
-今季について。
「自分らしくやることだと思います。自分のプレーをそのまま出したいし、プラスアルファとして、自分はもっともっとうまくなりたい気持ちがあるので、キャリアハイを出せるようにしたい」
昨季までの5年間のメジャー自己ベストは打率・288、10本塁打、50打点、30盗塁。いずれも1年目の12年に記録したものだ。新天地で意気込むベテランにヒンチ監督も「彼はチームのキーとなる選手。真のプロ」と厚い信頼を寄せる。
-WBCについて。
「一番は勝つこと。勝つためにはどうすればいいか。それを考えれば勝手に行動は決まってくる」
目指すは2大会ぶり3度目の世界一だ。侍ジャパン唯一の大リーガーであり、最年長選手でもある。連覇を経験しているのも青木だけだ。代表チームに合流するのは最速で3月1日。「なんとかいい形で準備できるようにしたい」と言った。
通算安打数はメジャー681本、日本1284本。あと35本に迫っている日米通算2000安打には「クリアしたいと思う」と話した。