「アストロズ春季キャンプ」（１８日、ウエストパームビーチ）

　アストロズに今季移籍したメジャー６年目の青木宣親外野手（３５）と、カブスとマイナー契約で招待選手の川崎宗則内野手（３５）が１８日（日本時間１９日）、キャンプインした。この日でメジャーキャンプに参加する日本選手が全員出そろった。

　目指す場所は頂点しかなかった。２大会ぶりの侍ジャパン。唯一、連覇を経験している青木は「一番は勝つこと。勝つためにどうすればいいか。それを考えれば勝手に行動は決まってくると思う」と言い放った。

　月末に帰国して代表に合流する。「ＷＢＣのことを考えて動きたい。そのためにオフから自主トレも前倒ししてやってきた」。約２時間の全体練習後には室内ケージで居残り打撃。精力的に動いた。

　ア軍はメジャー五つ目の球団。新天地で感じた特徴を問われ、「いっぱい行き過ぎて基準がわかんなくなってる」と笑う。個人の目標に挙げたのは、メジャー１年目の１２年に記録した打率・２８８、１０本塁打、５０打点、３０盗塁を上回る自己ベストの更新。そして、あと３５本に迫っている日米通算２０００安打への到達だ。

　新たな背番号は「３」。ＷＢＣ優勝と二つの個人記録。「今年はやることが山積みのような気がするけど、すべてを達成したい」。野球人にとっての“元日”に青木が三つの目標を掲げた。