イチロー「めっちゃ痛いです」 選手と交錯で負傷し別メニュー調整

 「マーリンズ春季キャンプ」(22日、ジュピター)

 前日の練習中に他の選手と交錯し、右膝の上部と腰を負傷したマーリンズのイチロー外野手(43)は22日、全体練習には参加せず、別メニューで調整した。

 まだ腫れの残る右脚の動きはぎこちなかった。患部にサポーターを巻いて球場入り。状態を問われると「めっちゃ痛いです」と言った。この日は別メニュー調整で電気治療を受けたほか、初動負荷理論に基づいて作製された専用マシンが並ぶコンテナ型ジムに3度こもり、体を動かした。

 前日の練習後に口にしていた不安は消えていない。「ここ(右脚)は打撲だけなのでやろうと思えばできますけど、腰はね、ちょっと心配なんで。2、3日は様子見が続くと思います」と説明した。

 全体練習復帰の目安となるのは、痛みの強い右脚よりもぶつかった衝撃を受けた腰の方だ。25日から始まるオープン戦には出遅れる可能性が高くなった。開幕まで1カ月以上残されているのは不幸中の幸い。焦りは禁物。時間をかけてケガを完治させていく。

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