ダルビッシュ2失点も内容満足 スライダー解禁で強打者斬った!
「オープン戦、レンジャーズ2-3ロッキーズ」(7日、サプライズ)
レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)がアリゾナ州サプライズで行われたロッキーズ戦でオープン戦2度目の先発。本塁打を含む4安打2失点、3三振2四球で四回途中に降板した。
直球と沈む速球、スライダーで試合を組み立てた。結果より内容の良さに「カウントを悪くしても欲しいところでアウトが取れたので、全体的には良かった」とうなずいた。
ブロケール投手コーチが「彼なら100歳になっても投げられるだろう」と評するスライダーを対外試合で解禁した。一回に昨季、打率・324でシルバースラッガー賞の1番ブラックマンを空振り三振。三回1死二、三塁のピンチでは5番デノーフィアを空振り三振に。伝家の宝刀の切れ味は健在で「ストライクも空振りも取れたので(実戦形式の練習で登板した)前回より全然、良かったと思う」と手応えを口にした。
フォークボールやカットボールは投げなかった。自らにテーマを課し、クリアしていく姿に、同コーチは「課題を明確に持ってやっている」と頼もしげに話した。