カブス上原1回2K、2戦連続0封も課題は制球力
「オープン戦、カブス6-8マリナーズ」(9日、メサ)
カブスの上原浩治投手(41)はマリナーズ戦に3-4の六回に登板し、スプリットで2三振を奪うなど、1回を無失点と好結果を残した。これでオープン戦2試合連続無失点。「オープン戦なので、ヒットでもホームランでも打ってくれ、早く終わってくれと思った」と余裕の笑顔で振り返った。
一方、内容については課題を挙げることを忘れなかった。乾燥したアリゾナの球場で打球が飛びやすいこともあり、先頭に左翼フェンスぎりぎりの飛球を許した。3人目の打者にはファウルで粘られた末、四球を与えた。「三振を取ったボールは良かったけど、コントロールがちょっと駄目だった」と振り返った。
原因はカットボールで曲がりを意識して肘が下がり、直球でも同じように下がっているからだ。これが直球の制球に影響しているそうで「肘の位置が気になる。分かっているけど、できていない」と修正の必要性を強調した。