イチロー“首脳陣”に走塁術伝授 マイナー監督から質問攻め

 「オープン戦、メッツ6-4マーリンズ」(13日、ポートセントルーシー)

 マーリンズのイチロー外野手(43)はメッツとのオープン戦に「7番・右翼」で出場し、3打数無安打。予定通り、3打席に立った後、七回の守備で交代した。

 昨季14勝で今季の開幕投手に決まっている右腕シンダーガードに対し、二回の第1打席は二ゴロ。カウント1-1から156キロ直球をとらえたが、打球は野手の正面だった。

 四回は1死無走者の場面で中継ぎ左腕エジンに空振り三振。カウント2-2からの5球目、外角低めの134キロスライダーにバットは空を切った。七回は先頭で右腕グセルマンに一ゴロ。フルカウントから外寄り速球を引っ張ったが、野手のほぼ正面だった。

 試合前の全体練習中にはマーリンズ傘下3Aニューオリンズのベイラー監督と話し込んだ。身ぶり手ぶりで話すイチローに向かって何度もうなずく同監督。どちらも真剣な表情で言葉を交わした。

 約10分の会話。ベイラー監督は「個人的な話なので詳しくは話せない」と前置きしながら「走塁に関してイチローの考えを知りたかった」と説明。「私にはメジャーでプレーした経験がない。厳しい世界で長くプレーしている彼がどんな考えをもっているのか。この場合はどうなのか、と具体例を挙げて聞いた。経験豊かなベテラン選手から多くのことを学ぶことができた。今後の指導に役立てていきたい」と話した。

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