イチロー「純粋に世界一決める大会に」WBC各選手の戦いを評価

 「オープン戦、カージナルス5-3マーリンズ」(23日、ジュピター)

 左右に打ち分けたオープン戦2度目の複数安打よりも、マーリンズ・イチローが熱くなったのは22日に米国代表の優勝で幕を閉じたWBCに関して。特に、各チームの選手たちが見せた野球への情熱で「他国の選手で『この大会が本当のワールドシリーズだ』って言うようなやつが出てきた」とうれしそうに語った。

 自身もWBCの発展を願い、2006年と09年大会に出場。真剣勝負を挑んで連覇を達成した思い入れのある大会だけに、大リーグでともにプレーする選手たちが母国の威信をかけ、真剣にぶつかり合った戦いぶりを評価した。

 大会を通じての入場者数は初めて100万人を突破。大会を運営する大リーグ機構に対しても「ビジネスを度外視に続けてもらいたい。本当に世界1位の国を決める大会になり得るものだということを認識してほしい」と要望した。

 開催時期や制度など、まだまだ改善の余地はあるが「可能性のある大会だと思いました。20年後なのか30年後なのか分からないけど、本当に出たいというやつらが集まって、純粋に世界一を決める大会になってほしい」と、自らの野球人生に大きな足跡を残した大会のさらなる発展を願ってやまなかった。

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