マエケン、日本人今季初星 5回4失点「勝ち付けてもらった」
「ロッキーズ6-10ドジャース」(9日、デンバー)
制球を乱し、失点した前回の今季初登板から立ち上がりを大幅に修正した。ドジャースの前田は二回まで3奪三振などでロッキーズの強力打線を完璧に抑える。通算201本塁打の3番ゴンザレスに「序盤は打てる球が来なかった」と脱帽させた。
回が進むにつれて風が強まった影響で、得意のスライダーが曲がらなかったという。速球主体に組み立てた中で三回はカーブを2ラン、五回には先頭の8番の四球をきっかけに2失点。「いい形で試合に入れたが、その後にもったいない感じで点を取られた。ちょっとしたリズムや無駄な四球がもとだった」と反省した。
10得点と味方の援護に恵まれただけに、5回4失点で今季初めて日本投手が手にした白星については「チームに勝ちを付けてもらった」と控えめだ。それでも、悪条件下でもリードは手放さず、昨季まで2年連続で本塁打、打点の2冠に輝いた4番アレナドは「内外角、高低への制球が卓越している。風がなければもっと好投しただろう」と賛辞を贈った。