大リーグの二刀流選手がマイナー落ち 打率・143&防御率14・73
米大リーグ、パドレスは25日(日本時間26日)、野手と投手の二刀流として注目されていたクリスチャン・ベタンコート選手(25)のマイナー降格を発表した。同選手はウェーバーにかけられたが、獲得に動く球団がなかったため、今後はメジャー40人枠から外れ、3Aエルパソでプレーする。
パナマ出身のベタンコートは14年に捕手でメジャーデビュー。15年まで捕手一本だったが、昨季は捕手で41試合、外野手で12試合、二塁手で1試合に出場したほか、中継ぎ投手として2試合に登板した。特にピッチングでは直球が150キロ台を計時したほか、スライダー、ナックルボールの変化球も披露し、大きな話題となった。
同選手の能力を高く評価した球団は本格的に二刀流育成に取り組み、オフに同選手をウインターリーグへ派遣。オープン戦でも二刀流で起用し、開幕ベンチに入れた。
しかし、今季はここまで中継ぎで4試合、3回2/3を投げて6安打9失点(6自責)、8四球2奪三振、防御率14・73。野手では先発出場はなく、主に代打で7打数1安打、打率・143と精彩を欠いた。
元日本ハムのアンディ・グリーン監督が指揮を執るパドレスの戦績は8勝13敗(24日現在)。ナ・リーグ西地区4位と苦しんでいる。