イチロー、代打で技あり二塁打 敵地ファンから拍手と歓声
「メッツ0-7マーリンズ」(7日、ニューヨーク)
マーリンズのイチロー外野手(43)は八回に代打で途中出場し、左翼線二塁打を放った。守備には就かず、1打数1安打。打率・154(39打数6安打)。8打席ぶりのヒットでメジャー通算3036安打とした。チームは快勝し、連敗を3で止めた。
敵地スタンドから歓声と拍手が起こった。7点リードの八回1死走者なし。代打で起用されたイチローが3番手でマウンドに上がった左腕エジンから快音を響かせた。2球連続ストライクを見送って追い込まれた後、外角高め、148キロ直球を巧みなバットコントロールで左翼線際へ。ボール気味のコースだったが、ライナー性の打球で滑り込むことなく、二塁に達した。
先発出場した前日は4打数無安打。しかし、今季初めて遊ゴロを記録した第1打席を含む、最初の3打席はいずれも外角球を鋭く振り抜き、鋭い当たりが正面を突いた。試合前の打撃練習でも30スイング中12本の柵越えを放つなど、復調の兆しが見え始めていた。