マエケン3勝目 九回被弾で初完封逃すも…自身最長8回1/3を2失点

 「ドジャース5-2パイレーツ」(10日、ロサンゼルス)

 メジャー2年目での初完封に迫った。ドジャースの前田健太投手(29)が自身最長の8回1/3を投げて5安打2失点、5三振で3勝目を挙げた。八回までは無失点の快投。チームを5連勝に導き「自分らしい投球ができた」と余韻に浸った。

 一回に先頭に二塁打され、1死三塁のピンチを招く。ここで2013年のナ・リーグMVPの3番マカチェンを3ボールから空振り三振とした。昨季はカーブと直球で一発を浴びていたそうで「ここはスライダーというのが自分の中であった」。4番も抑え「今日の試合はやっぱり初回だったと思う」と勝因を挙げた。

 その後はリズムに乗り、凡打の山を築いた。九回に初球を2ランとされ「悔しい。勝負を急いでしまった。最後まで投げ切りたかった」と反省も残った。それでも、ローテーション落ちの危機に陥っていた一時の不調からは脱したことを印象付け、ロバーツ監督は「とても効率の良い投球をしていた」とたたえた。

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