「レンジャーズ４－３パドレス」（１０日、アーリントン）

　レンジャーズのダルビッシュ有投手（３０）は６回７安打３失点６三振。勝敗は付かなかった。

　二回までに２本塁打などで３点を失ったが「向こうが真っすぐを狙っている中で真っすぐを投げていたので、必然的にそうなるかな」と冷静だった。捕手のルクロイから速球主体のサインが出ていたため、そのまま投げれば速球、首を振れば変化球というパターンを読まれていたとみた。変化球のサインを増やしたことで「首を振らずに最初から変化球が来たりして、向こうも混乱したと思う」。三回以降は単打３本と立ち直った。

　大リーグ通算５０勝は成らなかったが、無四球で４試合連続のクオリティースタート（６回以上で自責点３以下）を達成。「何よりチームが勝てたので良かった」と喜んだ。