MLBハーパー、158キロ死球に激高 殴り合いで退場処分
「ジャイアンツ0-3ナショナルズ」(29日、サンフランシスコ)
米大リーグ、ジャイアンツ対ナショナルズ戦でナショナルズの主砲、ブライス・ハーパー外野手(24)がジャイアンツの中継ぎ右腕、ハンター・ストリックランド投手(28)から受けた死球に激高、殴り合いの乱闘に発展した。
ハーパーが鬼の形相でマウンドに向かって突進したのは、ナショナルズ2点リードの八回2死走者なしの場面だ。剛腕ストリックランドが投じた158キロ直球がでん部右側を直撃。ハーパーはバット、そして、ヘルメットを投げ捨て、相手につかみかかった。これに対し、ストリックランドは逃げることなく、グローブを投げ捨てて応戦。つかみかかろうとしたハーパーに右フックを繰り出した。
ハーパーの突進を機に両軍ベンチから選手たちがフィールドになだれ込んだ。マウンド周辺に選手たちが集結し、引き離された2人は退場処分を受けた。
6年目のハーパーは15年に史上最年少でMVP受賞、球宴4度出場などメジャー屈指の外野手。今月13日に年俸調停権有資格選手では史上最高額となる1年2162万5千ドル(約24億円)で来季の契約を更新したばかりだった。